「さっきまで元気に動いていたのに、急に画面の矢印(カーソル)が固まった!」 「宿題やゲームの途中でクリックが反応しなくなった!」
有線マウスが動かなくなると、本当に困りますよね。でも安心してください。「安物だからすぐ壊れたんだ」とゴミ箱に捨てるのはまだ早いです。実は、有線マウスのトラブルの8割以上は、マウス本体の故障ではなく、**「パソコン側の一時的な混乱」や「ちょっとした設定のズレ」**が原因なのです。
この記事では、パソコンに詳しくない人や小学生のみなさんでも、自分一人で直せるように分かりやすく解説します。順番に試していけば、あなたのマウスもきっと元通りに動き出しますよ!
なぜ?有線マウスが突然動かなくなる主な原因と症状

マウスが動かないといっても、人によって症状はバラバラです。まずは自分の状況がどれに当てはまるか、探偵になった気分で観察してみましょう。
1. 画面の矢印(カーソル)がピクリとも動かない
マウスを机の上でいくら動かしても、画面の中の矢印が石のように固まっている状態です。
- 原因のヒント: パソコンがマウスを「新しい道具」として認識(にんしき)するのを忘れているか、コードから電気が届いていない可能性があります。
2. マウスのランプが消えている、または点滅している
マウスの裏側を見て、赤い光や青い光、またはロゴの光が消えていませんか?
- 原因のヒント: USBの穴がゆるんでいたり、パソコンが「今は電気を節約しなきゃ!」と勝手に判断して、マウスへの電気を止めてしまっているかもしれません。
3. クリックやホイールだけが反応しない

矢印は動くのに、ボタンを押しても反応しなかったり、画面を上下に動かす「タイヤ(ホイール)」が空回りしたりする状態です。
- 原因のヒント: これはマウスの中にある小さなスイッチの不具合か、特定のソフトがマウスの言うことを聞かなくなっているサインです。
4. カーソルが勝手に震えたり、ワープしたりする
触っていないのに矢印がピクピク動いたり、思ったところに動かせない状態です。
- 原因のヒント: センサーにホコリが詰まっているか、机の表面がピカピカすぎてマウスが迷子になっている可能性があります。
5. 「USBデバイスが認識されません」というエラーが出る
画面の右下に「ピコン!」と嫌な音と一緒にメッセージが出る場合です。
- 原因のヒント: パソコンが「何か刺さったのは分かったけど、正体がわからないよ!」とパニックになっています。
参照元:Microsoft サポート – Windows で USB の問題を修正する
すぐに試せる!有線マウスを復活させるための12の対処法

では、いよいよ修理スタートです。簡単なものから順番に並べているので、1つずつクリアしていきましょう。
1. 【超基本】USBポートを抜き差し・場所を変える
まずは「刺し直す」のが基本です。USBの穴には、実は「青色」や「黒色」など種類があり、相性があります。
- やり方: 今刺さっている穴から一度抜いて、別の穴に刺してみてください。
- ポイント: デスクトップパソコンを使っている人は、パソコンの前面(前側)ではなく、裏側にある穴に刺しましょう。裏側の穴の方が電気がパワーアップしているので、安定して動きます。
2. 他のパソコンやゲーム機でテストする
マウスが悪いのか、パソコンが悪いのかをはっきりさせます。
- やり方: 家にある別のパソコンや、USBが刺せるゲーム機(Nintendo Switchのドックなど)に刺してみましょう。
- 結果の見方: 別の機械で動くなら、あなたのパソコンの設定を直せばOK。どこに刺してもダメなら、マウスが寿命かもしれません。
3. パソコンの「再起動」は最強の修理法

パソコンは長時間動いていると、頭の中がパンパンになって小さなミスを連発します。一度寝かせて(再起動して)頭をスッキリさせてあげましょう。
- やり方: キーボードの
Ctrl+Alt+Deleteを同時に押し、右下の電源ボタンから「再起動」を選びます。これだけで直ることが本当に多いです。
4. マウスの「ドライバー」を入れ直す
「ドライバー」とは、パソコンがマウスと会話するための「通訳(つうやく)さん」のようなソフトです。この通訳さんが居眠りしているのを起こしてあげましょう。
| 手順 | キーボードでの操作(マウスが使えない時用) |
|---|---|
| ① | Win + X キーを同時に押し、M キー(デバイスマネージャー)を叩く |
| ② | Tab キーを一回押し、矢印キー(↓)で「マウスとそのほかの~」を探す |
| ③ | 右矢印(→) キーで開き、自分のマウスを選んで Enter |
| ④ | Ctrl + Tab で「ドライバー」タブへ行き、「デバイスのアンインストール」を選択 |
| ⑤ | パソコンを再起動する(勝手に新しい通訳さんがやってきます) |
5. 「高速スタートアップ」というお邪魔機能を切る
Windowsには、早く起きるための「高速スタートアップ」という機能がありますが、これが原因でマウスの準備が間に合わないことがあります。
- 設定のコツ: 「電源オプション」からこの設定をオフにすることで、起動のたびにしっかりとマウスを探しに行くようになります。
6. USBの「サボり防止(省電力設定)」をオフにする
ノートパソコンは、バッテリーを長持ちさせるためにUSBへの電気を勝手にケチることがあります。「ケチケチしないで!」と設定を変更しましょう。
- やり方: デバイスマネージャーの「USB ルート ハブ」のプロパティから、「電力の節約のために~電源をオフにできるようにする」というチェックを外します。
7. センサーの「目」を掃除する

マウスの裏にある、光が出ている小さな窓。ここにホコリや髪の毛が1本ついているだけで、マウスは目隠しされた状態になります。
- 掃除のコツ: フッと息を吹きかけるか、綿棒で優しく掃除してください。傷がつくと余計に動かなくなるので、ガリガリ擦らないのがコツです。
8. マウスパッドを変えてみる
実は「机の表面」が原因のことも!
- チェック: ガラスの机や、光を反射するピカピカした場所では、マウスの光が反射してうまく動けません。一度、ノートや白い紙を敷いてその上で動かしてみてください。これで動くなら、原因はマウスパッドです。
9. ケーブルの「断線(だんせん)」をチェック
有線マウスの命はコードです。コードを椅子の足で踏んだり、無理に引っ張ったりしていませんか?
- 確認方法: マウスを刺したまま、コードの根元をゆっくり曲げてみてください。特定の角度のときだけランプがついたり、矢印が動いたりする場合は、中の針金が切れかかっています。
10. Windows Updateで最新の状態にする
パソコンのシステム自体が古くて、マウスと喧嘩している場合があります。
- やり方: 「設定」から「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」を押して、最新の状態にアップデートしましょう。
参照元:エレコム株式会社 – 【マウス】認識しない場合の対処法(Windows)
11. ゲーミングマウスの場合は専用ソフトを確認
光るマウスやボタンがたくさんある「ゲーミングマウス」を使っている人は、そのマウス専用のソフト(Logicool G HUBやRazer Synapseなど)がバグっていることがあります。ソフトを一度消して入れ直すか、アップデートしてみましょう。
12. 「放電(ほうでん)」を試す
パソコンの中に電気が溜まりすぎると、USBがうまく動かなくなることがあります(帯電現象)。
- やり方: パソコンの電源を切り、コンセントも抜き、USBも全部外して、10分間放置してください。その後、もう一度つなぐと嘘のように直ることがあります。
参照元:デジタル庁 – 誰一人取り残されないデジタル化(アクセシビリティ関連)
どっちが悪い?トラブル判別チェックリスト

今の状態を整理して、次にやるべきことを決めましょう。
| マウスの状態 | 疑われる原因 | おすすめの解決アクション | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 全く光らない | 電気の通り道がない | 別のUSBポートに刺す・断線確認 | ★☆☆ |
| 光るけど動かない | 認識のミス | パソコンを再起動する | ★☆☆ |
| 動きがカクカクする | 汚れ・反射 | センサー掃除・マウスパッド使用 | ★☆☆ |
| 「不明なデバイス」 | 通訳さんの欠席 | ドライバーの再インストール | ★★☆ |
| 特定のゲーム中だけ止まる | 電力が足りない | 省電力設定のオフ | ★★★ |
よくある質問(Q&A)
Q. 「安物だから動かない」って本当ですか?
A. 半分正解で半分間違いです。 安いマウスでも、基本的にはしっかり動くように作られています。ただ、高いマウスよりもコードが細くて切れやすかったり、静電気に弱かったりすることはあります。でも、まずは設定を疑うのが先決です。
Q. マウスを買い替えるなら、次は無線(ワイヤレス)がいい?
A. 使い方によります。 有線マウスのメリットは「電池がいらない」「遅れがない」ことです。対して、無線は「コードが邪魔にならない」のが魅力です。今回のようにコードが原因で壊れた場合は、無線にしてみるのも良い選択ですね。
まとめ:それでも直らない時に考えること

ここまで全部試して、他のパソコンでも動かなかったら、それは残念ながら**「マウスの寿命」**です。
買い替えを検討する目安:
- コードを触らないと動かない(断線確定)。
- ボタンの中にあるスイッチが物理的に壊れて、カチカチ言わない。
- 購入してから3年以上使っている(毎日使うならこれくらいが寿命です)。
マウスはあなたの手となってパソコンを操作してくれる大切なパートナーです。もし買い替えることになっても、今回覚えた「USBの刺し方」や「省電力設定」などの知識は、新しいマウスでも必ず役に立ちます。
参照元:ロジクール サポート – トラブルシューティングの基本
「安物だから」とすぐに諦めず、まずは自分の手で直そうと頑張ったあなたは素晴らしいです!快適なパソコンライフを取り戻せることを応援しています。

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